「それで?まだ、いるのか?」 『うん。いるよ。まあ、紀之さんの葬儀で誰もいないみたいだけど』 「……そうか。じゃあ、日向と財津は警視庁に来てくれ。俺達と代わろう」 『警視庁?いいけど……。あ、そうそう。お兄ちゃんに朗報があるのよ』 日向の言葉に当麻が眉間に皺を寄せた。 『私と財津さんで調べたの。……シロツメクサの事。』 「……それで分かったら俺だって苦労は……」