脇田が言ったことは本当だったようだ。
しかし、その次の言葉で当麻と優衣の脇田のアリバイは『確信』から『疑惑』に変わる。

「……でも。昼じゃなくて夜だったよ」

「えっ……?」

当麻と優衣は顔を見合わせた。

脇田はなぜ嘘をついたのだろう。

「どうかしたのかい?脇田さん」

大将が初めて不安そうに眉を下げた。