当麻と優衣は高級魚屋『雄太郎』に来ていた。
雄太郎は寿司屋もしていて、買うところと食べるところが別々になっている。

当麻と優衣は魚屋の自動ドアをくぐった。

「ヘイ!いらっしゃい!!」

威勢良く大将らしき男が当麻達を迎える。

魚屋には人がごった返し、魚を真剣に選んでいた。

「おっ!恋人かい?今なら安くしとくよ!」

大将らしき男が魚を裁きながら言った。

残念だが恋人じゃない。