「もしもし。」 当麻が電話に出ると、その顔が次第に険しいものになっていく。 なんだか、嫌な予感がした。 だが、その予感は的中することになる。 当麻が通話を終えると同時に優衣は聞いた。 「誰からですか」 「皆藤刑事からだ。松島湾で男の遺体が見つかったらしい」 やはり……。 当麻の予知夢通りだ。