「それで?なんでここにいるんだ。俺は寝るぞ」

ムードも欠片もない。

優衣は怒りを腹の底に沈め、自分の席に座った。

そのとき、ふと思った。

「あれ?でも、当麻さんが予知夢見たって事は誰かが亡くなるんじゃ……」

「ああ。そうだろうな」

あっさりと答える当麻。

この人。事の重大さを分かっていない。