苦しそうに肩で息をする当麻。 ただ事ではないと思い、激しく肩を揺らす。 「社長っ……!起きてください!社長っ……」 優衣は洗面所の棚からタオルを持ってくると、当麻の汗を拭き取った。 うなされているのか、苦しく眉間に皺を寄せる当麻。 優衣は日向を呼ぼうと携帯電話を取り出した。