優衣はあることを思い出して、和樹を引き止めた。

「最後にひとつだけ。シロツメクサってどういう意味かわかります?」

「……なんだ。その花。知らねえよ」

「分かりました。ありがとうございます」

優衣は和樹に頭を下げた。

そして居眠りしている当麻を起こす。