通されたのは応接間だった。 大理石の床に金色に輝く豪華なシャンデリア。 その下に黒のソファが白く透き通ったテーブルを挟んで2個向かい合っている。 「こちらにお座りになってお待ちください」 脇田が促す。 「はい。ありがとうございます」