それから月日は過ぎ、あっという間に7月。






伊吹に告白されてからもう2ヶ月がたった。






美生にそのことを話すと、







「やりよったか......。」






と言っていた。






どうやら美生は、伊吹の気持ちに気づいていたらしい。







それにしても......






「あっつーーーーい!!!!!!」






7月といってももう月末。






気温はどんどん上がって、教室の中もむしむししている。






下敷きを使って扇いでいるものの、来る風はぬるい。