打ち上げは近くのお好み焼きやさんだった。
「乾杯しようぜ!!!!」
クラスの男子の一人が、そう言った。
「お!いいね!じゃあここはやっぱり委員長のお二人さんで!」
えええ!?
私がやるの!?
こういうの苦手なんだけどなあ......。
「い、伊吹......。」
「しゃあねえ、やるか。」
苦い顔をしながらも、烏龍茶の入ったコップを持って立ち上がる伊吹。
よ、よし、私も......!!!!
「あー、じゃあ、赤組優勝を祝して、乾杯!!」
「か、乾杯!!!」
伊吹に続いて私も言った。
「「「「「かんぱーーーーーーい!!!!」」」」」
クラスのみんなで一斉にコップを上にあげる。
打ち上げは最高に楽しくて、あっという間に夜9時。
「じゃあそろそろ解散しますか!」
小山くんの一言で、みんな帰る準備を始めた。
私も美生と外に出ると、空は綺麗な星が輝いていた。
「綺麗だね~空。」
私がそういうと、美生も空を見て、頷いた。