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時間はあっという間に過ぎ、お昼時間も終わってしまった。




そして、いよいよ、私と伊吹の出番!





障害物競走!





ドンッ!





「わわ!!」





いきなり背中を叩かれ、振り返ると、伊吹がいた。





「痛いよ、伊吹。」





「あ、わりい。障害物競走、頑張ろうな!」





「うん!絶対1位とる!」





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仲間を応援しているうちにあっという間に私の番。





よし......!!!!!!!





「よーい......」





パンッ!





スタート音と共に私は走り出した。





最初の障害物は平均台。





なんなく乗り越え、次は網。





うまくくぐり抜けて、次は縄跳び5回。





こんなん楽勝!!!





そして、ゴール!!!!






私は見事1位をとった。






「た、たしか伊吹は私の次の次だったはず......」




そう思って、コースを見てみると、ちょうど今、伊吹が走り出したところだった。