――― まだ赤い顔をしたまま、二人きりの教室を出る。 び・・・っくりした。 『好きです。返事はいつでもいいから・・・俺のこと、考えてほしい』 焼けた頬を少し赤く染めて、彼はまっすぐ私を見てた。 わーわーわー!!! 思い出すと、こっちまで赤くなってしまう。 なにせ、告白なんて・・・告白なんて、 「わああ・・・」 なんて、一人でぶつぶつ言いながら顔に手を当てていつもの土手を通って帰る。