―― そのあとは普通に時間は過ぎてゆき、ふと外を見ればもう黄昏時だった。 新緑が夕日に照らされ、何とも言えないきれいな世界観。 今日は掃除当番だったので少し長く残っていたのだが、 この景色を見て残っているのも悪くないな、と頭の隅で考えた。 「よし、」 掃除も終わったので鞄に荷物を詰めて帰る支度をする。