「いたっ・・・・」 ものすごい力で肩をつかまれる。 「名前、教えてくれないか」 彼は翡翠の瞳をまっすぐ私に向ける。 「さ、笹宮風優です・・・」 痛みに耐えながら、何とか声を出す。 「風優・・・」 彼ははっと驚いた表情をして そのあとに花が咲いたような笑顔を向けた。 「やっと・・・・やっと会えた・・・・・」