そうだよ、私と林原くんは、合わなかったんだ。しょせん『ニセコイビト』なんだから。
どうして2人は幸せそうなの?どうして私は.、なんで。少し悲しくなりながら、部活へと向かった。
そして、ただただボーっとして数日が過ぎて、部活にもやる気が出ず、ぼんやりとしてた。
友達は心配してくれて、無理に笑おうとしなくてもいいよ、って言ってくれた。
そんな友達にすごく救われて。そんな中、七夕となった。
私はクラスの前につるす七夕の願い事の短冊に、こう書いた。
「2人で幸せになりたいと願うよ」出来るなら奏人と.......。