しばらくして教室に戻り、授業の開始を告げるチャイムが鳴って、集中できるわけもない理科の授業を受ける。

いつもなら漫画を描いたり、本を読んだりしてサボるんだけど、サボる心の余裕はなかった。

さっきの林原くんの発言が、意味深でモヤモヤで、きっちり1時間、考え続けて。

次の授業は国語で、ノートをとる時以外はボーーーっとしてた。

そして、清掃の時間を終えて、時期が時期で、学級旗制作をするために4階の美術室へ。

もちろん美術部員である私は、強制参加で、早くも噂が校内に広まっているらしくて、かなり居心地がわるかった。

いきなり質問攻めにあい、驚きつつも答える。