だから、わざと課題を溜め込んで、課題を盾に、これ以上傷つきたくないからと部活を休み、居残りをして。

そんなことしたって根本的な解決にはならないってわかってたつもりだった。

だけど、どうすればいいのかなんて分からなかった。私は、部活からも、みんなの本心からも逃げてた。

....同じ部活の子にあからさまに舌打ちされたりしたこともあった。

それがその子の、美術部員の本心なんだって受け止めようともしたけど、その頃の私はそこまで強くはなくて。

豆腐のようにやわなメンタルはすでにガラクタみたいにボロボロで。

部活へ行きたくないがために選挙管理委員、というものを引き受けたりもした。

地味な作業を繰り返すこの委員をやりたがる子なんていなかったから、あっさり選挙管理委員にはなれた。