季節はすぎて本格的な冬が来た。

受験の冬からもう1年が経ったんだと思うとともに、奏人と同じクラスに居れる期限が近づいていた。

2年生に上がるとともに奏人とば違うクラスになり、奏人と私の接点はなくなってしまう。

中3から、奏人の近くにいる事が当たり前になっていたけれど、当たり前ではなくなってしまうんだ。

悲しいけれど彼女でもない私は、いつか奏人と離れる時が来る。

いつか、高校を卒業するとき。

その時が本当に本当の、奏人とのお別れ....。

そんなことを考えつつ、残りわずかとなった11HRでの生活を頑張ろうと思った。