次の日は、私の15歳の誕生日。とともに受験まで6日、卒業まで10日となった。
なのにテストがあって、ショボーンってなってたけど何故か何回も私のクラスに顔を出す奏人。
会えて嬉しい反面、昨日の話が引っかかって素直に笑えなかった。
数日後、卒業証書受け取りの練習のときの奏人の返事は本当にかっこよくて。
声フェチである私にとってはほんと、自慢したいくらいの彼氏さんでした。
そしてある日の三時間目は音楽で、ベートーヴェンの作った歌に自分なりの曲名をつけるというものがあって。
私は自分に向けて『素直に寂しいと言えますか』と書いたんですが...。