高校生になったら普通に付き合えるって信じてたから。

そして、手紙を出した次の日の朝、もちろん奏人から渡されるはずもなく、陽向から渡された返事。

『時間がないそれだけ~wwlol 気にすんな またヒマだったらかける←時間があったら』

あぁ...笑うんだ?奏人は。私は不安で、奏人からの電話をずっと、ずっと待ってたのに....。

本当に辛くて悲しくて、なのに奏人は笑ってて。ごめんね?こんな弱っちい彼女で....。

これだけで泣けてくる。教室だし、みんなもいるし泣かないように頑張るのが精一杯で。

奏人に会いたい。無性にそう思った。話したい。手紙じゃなくて、声で聞きたいんだ。