8月のある日の夜のこと
私、桜庭夕日は夏休みなので夜仲間で起きていた。
私はこの日、私と同じでネットが好きな友達とPCで通話しながらサイトで配信を見ていました。

『あ、夕凪さんいらっしゃい。上がってく?』
とスマホから流れるのはあどけなさの残る男の子の声。

彼は、私と友達と同じ中学三年生だ。
そして………
「いや、良いですよ。残り数分だし」
と、コメントに打つそう、残り時間は3分と短いのだ。
『じゃ、この後の会議においでよ、レイネさんも誘ってさ』
「そうですね」
こんな感じだけど、この配信を見るのはとても楽しい。配信が終わり会議になった。
そのメンバーはさっきの配信者の林檎売りの林ちゃんとコメント欄とかでは良く絡んでるシロ君、そして、私の友達のレイネと私、夕凪だ。

皆、中学三年生で林ちゃんとシロ君は、リアルの友達。
私とレイネもリアルの友達という面白いような面白くないようなメンバーだ。

「ねぇ、林ちゃん、レイネ
二人って付き合ってるでしょ」
唐突な私の発言に林ちゃんはむせ返っていた。
「あ、それ俺も思ってた」
とシロ君の発言に二人は諦めたかの様に
「付き合ってるよ」
と恥ずかしそうに言った。
「やっぱり?ビンゴ!」
レイネはほらね?夕凪には隠し事出来ないでしょ?と笑って言ってた。
あぁ、そうそう、夕凪とか皆、ネット名だよ。
林ちゃんは、斉藤 雅紀君って言うらしい。
シロ君は、井柳和寿だった気がする。
レイネは、赤池美奈っていうんだ。
仲良くなった時に本名教え合って楽しかったんだ。