「弘にぃ!いつからいたの!?」
本当に驚いたんだけど!
「最初から。だいたいお前、絶対ヤったろ?家の前であんなことしてんだし。」
「家の前で何をしたんだ!?」
よし。無言で乗りきろう。
「何ってそりゃ、月斗さんと、ヤる前の準備的な?耳とか首とか攻められてたぞ。」
くそ兄貴!勝手に言いやがって!
「菜穂!家の前でそんなことしてたのか!父さんや頼斗に見られたらどうするつもりだったんだよ!?父さんはぶちギレるし、頼斗には刺激が強いだろ!?」
あーあ。
あの優しい直にぃが怒っちゃったじゃん。
ほんっと、弘にぃは後先考えないんだから。
「ごめんなさ…。」
「俺別に刺激つよくねーけど。」
「頼斗!?」
「何?言いたくなかったけど、俺彼女いるからヤったことあるし。そもそも。話し聞いてるだけだと刺激も何もあったもんじゃない。」
「ら、頼斗…。」