「はい。さようなら。」
「おぉ。明日頼むな。」
「任せてください!」
「おう!じゃーな!」
「さようなら!」
と、言い残して月斗さんは帰った。



「菜穂。」
「ん?なに?直にぃ。」
「月斗と…や、ヤったのか?」
ちょっ。吹くとこだったんだけどっ!
なんか勘違いしてるよ?この兄貴。
「なわけでしょ?そもそもあたし、月斗さんの事好きじゃないし。」
「だってなんかお前、顔赤いし。」
何いってんの?
「あのね、顔が赤いからってヤったとは限らないでしょ!?」
少しキレ気味に言った。
「い、いや、だってさ、ヤって顔が赤いのと、暑かったりとかで顔が赤くなるのじゃさ、色とか雰囲気が違うじゃん。な、なぁ弘光。」
「うん。そうだね兄貴。」