「はい。」
「好きだよ。俺と、付き合ってほしい。大切にするって、約束する。」
「月斗さん。」
「ん?」
「月斗さんにそう言って頂けるのは本当にありがたいです。でもあたしは、琉生が好きなんです。」
「わかってた。だけど伝えたかったからさ。でもさ、これからも今まで通りに接してほしい。ダメか?」
「わかりました。」
「今日は来てくれてありがとう。暗いし、送って行くよ。」
「お言葉に甘えて。」
しばらく沈黙が続いた。
そろそろなんか話さないとなーと思ってると、先に月斗さんが口を開いた。
「今日よかったよ。」
「なにがですか?」
「シュートと声。ナイスプレイ。」
月斗さんが軽く微笑みながら言った。
「ありがとうございます。」
「いつもボールボイス出さないからビックリしたよ。」