プルルルルルルルル、プルルルルルルルル
あ、電話だ。誰だろ?
あ、月斗さんだ!どうしたんだろ?
「もしもし?」
「もしもし、菜穂?月斗だけど…。」
「はい。どうしたんですか、月斗さん。」
「ちょっと…話したいことが有って。今から出てこれるか?」
「大丈夫ですよ?」
「今菜穂の家の近くの井の頭公園にいるんだ。そこに来てほしい。」
「わかりました!今から行きますね!」
「おう。じゃ、待ってるから。」
「はーい!」
早速出かける準備をする。
部屋着だから着替えて…、バック持って…
おっけーかな?
よし、行ってこよー。
玄関に行って靴を履いてると、
「どこ行くんだよ?」
と、1番見つかりたくない人に見つかった。
「月斗さんのとこ。呼ばれたから。」
「え?俺も行きたいー!月斗さんに会いたいー!お前じゃなくて、俺を呼んでたんじゃねーの?」