「琉生?」
「ん?」
「あたしさ、今日…あの河原行きたい。」
「いいけど…。なんかあったのか?突然、あそこなんて。」
「ううん。最近、よくおもうことがあるの。だから確かめたいっていうか?思い出したいなって。」
「わかった。でも、発作を起こさないことと、頭が痛くならない程度にな。」
さっき、あたし毒舌って言ったけど、ちゃんと優しいとこもあるんだよ。
「うん、わかった。」
「じゃあ、行くぞ。バスでいくか?」
「歩いていってもいい?」
「いいけど、時間かかるぞ?」
「いいの。ゆっくり行きたいから。」
「俺はいいけど、お前後から後悔すんなよ?」
「わかってる。」
「じゃあ、行くぞ。」
「うん。」