ヤバイ…。今から考えるだけで疲れる…。
あ、他の人もきた。
ん?よく見たら琉生じゃない?
「おはよ~。」
「よぉ、菜穂。」
すごく眠たそう。
あ、そっか。寝起き悪いのにプラスして早起き苦手なんだもんね、琉生。
意外と可愛いとこあるんだよね。
「まだ誰も来てねぇのな。」
「そうだよ。あたし一番乗り。」
「すげぇな。てかみんな一年生の自覚あんのかよ。遅くね?来んの。」
いつも明るい琉生が朝はクールになるんだ。
大学生の琉生を思い出すよ。
「遅いねぇー…。昨日の麻美さんと月斗さんの話し聞いてなかったのかな?」
少しバカにしたように言ってみる。
「本当だよ。なに考えてんだよ…ったく。あいつらたしかに上手いけどさ、将来バスケするわけじゃねんだから、プレイ以外の所しっかりやんなきゃ駄目だと思うんだよ。俺は。」
へぇ…。絶対否定すると思ったのに。