が大学生で、琉生に告白されたときに中学生の頃から好きだったって、言われたから。
「そっ、そっか。」
少しはにかみながら言った。
そのあたしたちの会話を聞いていた波奈から睨まれているのに気づいた。うぅ~、少し怯むわ。なんたって自分は全く可愛くないのに男好きで、媚売ってるし。笑えてくるわ。
「琉生!!菜穂といちゃいちゃしてないで、早く練習参加しろー!」
男子のキャプテンの、月斗さんがいう。
「すいません!!月斗さん!!」
琉生は、男子の輪の中に戻って行くと、先輩たちにからかわれていた。
自主練習の時間になって、捺帆さんと麻美さんとあたしが女子の中でいつもやるメンバーで、そのときに、麻美さんに話しかけられた。
「菜穂って、琉生のこと好きなの?」
え?麻美さんって、男勝りな人だからそういう話は興味ないと思ってた。
「好き…ですね。多分、いや、絶対付き合えませんけど。」