「お姉ちゃんのー必殺、保冷剤攻撃ーー!!」






「うわっ!つめて!」


「ねぇちゃん!その起こし方死にそうになるからやめろって前言ったじゃん!」


「起きない二人が悪いんでしょ。それに………目、覚めたでしょ?」


「「冷酷姉貴……。」」


冷酷だろうがなんだろうが好きなように言いなさい。


それでもこれが一番てっとりばやいのよ。


「お姉ちゃんだって忙しいの!ほら、早く起きて支度しなさいよー。下行ってお兄ちゃんたちの手伝いしてきて!」


さて、最後はうちのお姫様を起こしに行きますか。



“お姫様”とは我が家の末っ子の妹でまだ保育園の年中さんの奏芽(カナメ)。


天使のような私の溺愛するかわいい妹です。