「けど……さすがに申し訳ないよ。」


「何言ってんだ。もう家族みたいなもんだろ。だからもっと俺のこと頼れ。」


もう、こうゆう時だけいいことゆうんだから。


「じゃあ……お願い!ありがと、蒼空!」


「ん。」


「奏芽ー!上行って準備するよー!」


「はーーーいっ!」


蒼空のおかげでなんとか間に合いそう!


「よしっ!奏芽、お帽子かぶったらいくよー!」


「はぁーーい!」


かばん、OK。制服、OK。髪型、OK!


奏芽の用意もカンペキっ!


そして、毎朝の恒例行事も忘れずに。


「奏芽、ママに?」


「いってきます!」


「よくできました!じゃ、ママ、いってきます!」