ー倉庫ー

「尋さんっ!黒姫のやつ、1人で来やがった!」

「はっ、勝手にやらせとけ。相手は女。力ずくで犯すことだってできる」

そんな会話が聞こえてきた。

女をバカにすんじゃないわよ。

イライラがMAXになったから、ヤツの溜まり場のドアを蹴る。

ードンッ!ー

その途端、崩れるドア。

尋は怒りに満ちていて、あともう1人は真っ青だ。

ははっ。いい気味。

“あたし”はおかしくなってきた。

人の心を忘れてしまったのかもしれない。