「ふざけんじゃねぇよ⁉︎龍が死ぬんだぞ⁉︎居場所くらい、ひとつやふたつ掴めや!」

そう、お兄ちゃんはもう死期が近い。

なのにっ……‼︎

「未紗仔っ‼︎…わかったぞ」

そう言うのは、副総長の駿で。

パソコンなどが得意なヤツ。

……さすがだ。

「マジかよ⁉︎で、どこだ?」

「あいつらの溜まり場」

「おし。わかった」

やられたら数倍にしてやりかえねぇとな?

そう思い、バイクに乗る。

ーブウンブウンー

「おいっ、まさかあいつらのとこ行く気かよっ⁉︎」

「当たり前だろーがっ!潰してきてやる!」

「せめてっ…龍さんの最期看届けてからでもっ…」

「イヤだっ‼︎金龍を潰す」

そう言い放ち、“あたし”は金龍の溜まり場へと向かった。