父は自分の実家に
帰ることを決めた。

帰らないと働けないし、私を
育てきれない





生後6カ月の私を連れて
父は実家がある沖縄に辿り着いた








突然幼い私を連れて
現れた父を私から見たら
叔母と祖母の二人は快く受け入れてくれた








それからまた父は
毎日仕事の生活


それは私が18歳になった今も変わらない






父と一緒に過ごした記憶なんて
ほとんどない



いつもそばにいてくれたのは
父の母

祖母だった





祖母がいなかったらきっと
今の私はいない





あの時、

父と2人のたれ死んでいただろう