『ただいまー』


父は私が生まれてから
昼夜問わず仕事ばかりしていた


じゃないと家族を養っていけないから…









でもそんな父に母は
初めての育児からくる疲労、不安、
そしてストレスを当てることしかできなかった





『毎日、仕事、仕事って
少しはあいるの育児も手伝ってよ!』



『俺だってお前たちのために
仕事いってるだろっ!』




『おぎゃーー』

『ほら、泣いてるぞ。
ちゃんと面倒みろよ。』







仕事で疲れた父と育児で疲れた母は
すでに心はすれ違い


生まれたばかりの私を
可愛がることなんてできなかった







ただただ泣く私に
ストレスが溜まっていく一方だった