優里side

ったく!しんどいって。気持ち悪い。

「うわ!危ない!」

「へっ!?わぁぁぁ!」

ドンッ

「わ、悪い!怪我してないか?」

「優里様ー!」

「やっば!こっちきて!」

「はい!」

ガラッ

カチャッ

「ごめん。大丈夫?」

「あなたゎ。麗琥優里さん?」

「そう。お前ゎ?」

「あ。私の名前知っても意味ないですよ!」

「いーからおしえろ」

「海峰貴風和 mihoki huuna です。」

「んで。怪我してな…ん?あざ?何かあった?まさかうちとぶつかって?」

「いえ。ちょっとありまして」

「教えて」

「イジメられてるんです」

「は?誰に?」

「三木 mituki さんにです。」

「三木か…。殴られてんのか?」

「カツアゲされたり殴られたり水かけられたり。」

「なんで?何かしたの?」

「なにも、して、ないん、です。
た、ただ。
おま、えの、ぶりっ、こ、が、
うざ、い、っていわれ、てるん、です。」

「それ。三木だよな。」

「はい。」

「ちょっと制服貸して」

「は。はい!」



「あの。優里さん。」

「待っててけりつけてくる。」

「その前に自分の制服取ってくるわ。」

ダダダダダダ



ガラッ

ボソッ「誰もいないよな?」

って誰かいるし。しかも寝てる

カチャッ

ボソッ「制服見っけ」

カチャッ

ガラッ

ボソッ「失礼しました。」

ダダダダダダ

ガラッ

「風和。お待たせ。制服ありがとね。良かったー!同じサイズで!」

「いえ!で。何をするんですか?」

「三木と喧嘩」

「無理です!」

「やらねぇとやられっぱなしだぞ!それでいいのかよ!」

「…。」

「ウチがついてる。やばいと思ったら助ける」

「頑張ります!」

「うん。その勢いで。」

頑張れよ。風和。