『大丈夫か?顔赤いぞ。』
と言ってあたしのおでこを川瀬先輩のおでこと合わせた。
『え…。せん…ぱい?』
胸のドキドキがとまらない。
『なぁ。俺のこと斗真って呼べよ。敬語も使わないで』
『ぇ。川瀬先輩?…』
『斗真。』 
『と、斗真先輩。ち、…近いです……。』
『あ。ごめ。じゃまた屋上でな。』
そう言いながら川…斗真先輩は校舎に入ってってしまった。
残されたあたしはボーッとしていて先生に遅刻で怒られることになった。
『姫奈。また遅刻じゃない?てか、昨日のメールほんとなの?』
『うん…。今日も会ったの。』