目覚まし時計が鳴らなくてまた寝坊。
『あーもう。お母さん。起こしてよ』
『あら?起きてなかったの?』
『起きてないよ。やばい!もう遅刻だ。』
『もー、姫奈…………』
何か言ってるお母さんを無視してあたしは家を出る
『いってきまーす』
家を出て走っていると後ろから声をかけられた。
『おっ!姫奈…?』
振り向くとそこには川瀬斗真先輩が…。
『やっぱ姫奈か。姫奈も遅刻??』
『あ、はい。』
『お。一緒じゃん!てか急ぐぞ後ろ乗れっ!』
『えっ…!え、はい』
『はぁ…はぁ…はぁ…。間に合ったな。』
『はい。ありがとうございます。大丈夫ですか?』
『おう!間に合ってよかったな。』
満面の笑みに思わずドキッとしてしまい顔が熱い。