ベッドから降りると、俺は床に落ちている紙類を数枚拾い上げた。


これって、街でよく配ってるチラシかな?


こんなの受け取るなよなー。


ゴミになるだけだろうが。


これは?


「げっ!」


中間テストじゃん。


48点って、おいっ。


ひでぇな。


捨てておこう。


これなんだろう?


あぁ、よくペットボトルについてるオマケかぁ。


あってもいいんだけどさ、投げとくなっつうの。


俺はとりあえず目につくゴミを片っ端からゴミ袋に入れた。


そうしたら、簡単に40リットルのゴミ袋がパンパンになった。


「あとはこの衣類だよなー」


なぜか床のあちこちに散らばっている衣類。


それらをとりあえず一箇所に集めた。


コイツの服の趣味、あんまり良くねぇなあ。


シワシワになってるやつは洗濯することにした。


たたんであるものは多分洗濯済だから、衣装ケースにきちんと入れた。


おぉっ、これだけでも部屋の感じが随分変わるじゃん。


あとはこのベッドだな。


シーツは全部洗って、布団も干しておこう。


こんだけ部屋が汚いんじゃ、布団の状態も怪しいからな。


俺は洗濯機を回して、布団をベランダに干した。