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「はなー、雑巾いいー?」
「そっち半分はいいよー」
そんな会話をしていたときだった。
「はいはい、わかったよ」
とか言いながら、2組のキミが
3組の廊下をはいていた。
「え、そこはいたよ?」
「だってごみあるもん。」
テキトーに掃除していたからか、
みるからにごみが増えていく。
正論になにも言い返せなくなり、
私はキミをみていた。

「はなー?」

この声がなかったら、
私はずっとみていただろう。

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