気がつくと私は病院の屋上にいた。 辺りは真っ暗で私の周りだけが光っている気がした。 『あれ?・・・これは夢?』 手すりの方へ歩いて行き、下を覗き込んだ。 明るいはずの街の中心部も、病院の周りの街灯も、まるで光が全て失われてしまったように真っ暗だった。