少しずつ開いていくと、涙でぐしゃぐしゃになったなっちゃんの顔が目の前にあった。


『・・うわぁっ!・・』


ビックリして身体を勢いよく起こした。


「楓っ?!」


『あ、れ?・・・』


「がえでーーー!!!」


なっちゃん、お母さん、お父さんが抱きついてきた。