「…電気、消したほうがいいだろ。」


瑠樹君はそう言って、電気を消しに行き

真っ暗な部屋の中で

瑠樹君の足音だけが、部屋に響いた。


「…紫音。」

「んっ…?」

「…好き。好きだ。」

「あたしも、好きだよ。」