我慢しないといけないのに

今日のあたしは、何かおかしいみたいで

安心して泣いたり、不安になって泣いたり

泣いてばかりだ。


「…紫音。」

「ん…?」

「…ごめん。」


ソファから、だんだん瑠樹君が近づいてくる気配がする。