「失礼、しますっ…。」

「「あっ、紫音ちゃんっ…。」」

「慎吾君、煇君…。」

「よかったー、変なのに捕まらなかった?」

「は、はい、あたしは…。あの、瑠樹君は…。」


あたしが言うと

部屋の奥から瑠樹君が顔を出した。


「紫音っ…!」

「あ、あの、瑠樹君っ、きゃっ…。」