「奈津美ちゃん?」


玄関のところで、雅喜が、立っていた。



「え、、、?」



「ごめん、どうしても話したくて、メールで教えてくれてた家、来た。少し話せない?」


「わ、私も、話したいと、思ってた! メールしようと、思ってたの、だかっらっ」


目の奥が熱くなる。


なんで私、泣くの??


「少し、歩こうか、ほら。」


雅喜が手を引いて、二人で少し歩いて、近くの公園まで来た。