そんなこと聞きたくなかった。
誰からでもってわけじゃない。
「旬」だから聞きたくなかったんだ。
「でどう思ってんの?」
旬が聞いてくる。私ゎ下を向いていたから旬がその時どんな表情だったのかはわからなかった。
「・・・今は友達かな・・・?」
旬が息を呑んだ。「今は・・・?」
「あっと・・でもこのキモチは変わらないと思う!」
「ほんとに?」
疑い深い声。話題変えたいよ・・・
「うん!」気のせいかな。いつもより旬の声のトーンが高い気がした。
「そか・・・俺さ実は優のこと応援してたけど・・・」
この展開・・・もしかして!?
「俺さ・・・」
その次は・・・!?
「俺美玲のこと好きだったんだ・・・優に言えなくてなかなかいい出せなくてさ」
え!?顔を上げた。旬が真っ赤になってる。
「私も旬が好き!」
緊張したけど、必死に思いを伝えた。
「美玲・・・」
近くにいるだけで心臓が高鳴るのに・・・。今はこんなにも近い。
旬が微笑みながら近づいてきて・・・。