「旬は何してんの?」
明るく明るく・・・。
「俺?ちょっと頭痛くてさー今日部活休もっかなって。」
「そっか・・・お大事にっ」
心臓・・・高鳴ってる。
「ケガみせろよ。手当てしてやるから」
「えっ!?大丈夫だよ自分ででき・・」
「いいから!」
グイッ
はわわわわ――――!!!!手がっ・・・
すりむいたひじをすばやく消毒する。旬って以外に器用なんだね。知らなかった。
「ありがとう」
「どーいたまして」
「いたしましてでしょっ!?」
旬が楽しそうに笑ってる。ずっと隣でこの笑顔をみていたいな・・・。
「あのさー、ずっと気になることあったんだよね」
「えっ何?」
もしかして・・・告白!?
一瞬沈黙が続いた。というより、シケた。なんだろう・・・?
「美玲ってさぁ・・・優のことどう思う?」
「えっ・・・」
ズキン
急に胸が締め付けられた感じ。なんでそんな事きくの・・・?
「優さ・・・ずっと美玲のこと好きだったんだって。これ言ったの秘密な?」
「・・・うん」
苦しいよ・・・。