「お願い!今先生たち式の後片付けとかお得意様とお話とか・・いろいろあるのよ。余ってる先生皆力ないから。ねっ、隣でしょ!?」


「ハイ・・・」


へぇ・・・。運んであげるんだ。


あっ・・・旬に話しかけた!



「初対面で悪ぃ・・」


椅子をもってってって頼んでる。



旬は優しいね。ちゃんと自分の椅子に重ねて運ぼうとした。


その時、美玲は小野寺君にお姫様だっこされてた。



まわりの子が冷やかしている。ラブラブとか言われてるよ。


それでいい。


くっついちゃえばいい。


「っ旬!」


私は旬に話しかけた。


私美玲の分もってってあげるよっ!?これで椅子2個2個だし!」


「・・・サンキュ」


少し哀しそう。


当たり前か。好きな子のものは触りたいよね。



多分私が椅子を持っていったことは二人とも知らないんだろうな。


それでその後教室に行ってから美玲の様子みてきますっていったのも二人知らないよね?



その時に小野寺君は美玲をベッドに寝かせてあげてた。何か考えている顔で。



それですぐ教室に戻った。



「それで二人はくっつくと思ってたの。でも・・・」