「お前また転んでんの!?どんだけドジなんだよ・・・」


そういって軽く抱きしめられた。


「ちょっ・・・馴れ馴れしいぃーっ!」


「やっべー美玲爆発!」


無邪気な笑顔で優は逃げていった。もう・・・。


「美玲のこと好きなんちゃう?」ちょっ・・・


「香奈!やめてよそうゆうの・・・からかってるだけだって!」


「そぉーんなベタなことを~もう乗り換えちゃう!?」


「美由紀までヤメテ~;」


もう・・・。皆。私が旬のことどれだけ好きだかわかってるくせに。


「ったぁ・・・」


さっきすりむいた所から血が出ている。よくみると毎日転ぶから足があざとか傷だらけだぁ・・・


「保健室行ってくる・・・」


勝手にはしゃぐ友達をおいて、一人保健室へ向かった。


ガラガラガラ。


「失礼しまー・・・」


あれ?先生・・・先生いないのかな。


仕方ない・・・。一応保健委員だもんね。勝手に―・・


「美玲じゃん」


えっ?この低い声・・・。もしかして?


「ケガの手当てか?先生出張でいねーよ」


!!!!!!!やっぱり!旬だ!!!


平常心平常心・・・。