迷惑だったりするのかな、なんて心配になるけど


雅志は


「いつもサンキュ。」


と微笑んでくれるから、ついつい入り浸ってしまう。



このまま結婚できたらいいのにな~なんて、夢を抱いてしまう。








「どうした?」




着替えを終えた雅志がいつの間にかリビングでアドベント・カレンダーを抱えたままぼんやりしていた私の前に立っていた。




ついつい回想に耽っていたらしい。



「それ、12月になったら、一緒に毎日開けようか。」



聞くと、中身はチョコレート菓子らしい。



毎日…一緒にいてもいいんだな~って、そんな一言が嬉しくなる。